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Album "Sing without Song" Self Liner Notes

"Big Bandがお好きでしょ"

僕はBig Bandが最強で最高にハッピーな編成だと信じていて、もちろん大好きです。皆様が僕と同じ思いではないかもしれないので"でしょ?"としました。登場人物がめまぐるしく変化して、それぞれに存分に主張があって、アレンジャーの思いつきで曲が突拍子もない所にいってしまう…。ビッグバンドの"あるある"も含めた、”でも、それが好きなんでしょ?"という僕からのメッセージソングです。ビッグバンドは、やっぱハッピーであって欲しい。

"Untitled Suite #5"

この曲は何度も登場する1つのモチーフをどこまで展開させられるかに挑戦した作品です。結果的に壮大な3部に渡る組曲となりました。それぞれに素晴らしいソリストが登場します。第一部の主役はソプラノサックス副田整歩。彼のソプラノサックスは"白"。つまり"無垢"を表現できる希少な存在です。

第二部の主役はテナーサックス石川周之介。技術を超越した表現力は音楽の知識や経験を飛び越えてリスナーの心に突き刺さると信じています。

そして第三部の主役はトランペット中村恵介。実はこの曲は2012年に書き上げたので1stアルバムに入れる予定だったのですが中村恵介氏のスケジュールが合わなかった為に当時収録を断念しました。今回は晴れて5年越しの収録となります。"悪魔的"とも"天使的"とも感じられる彼のサウンドは僕の心の奥底を突いてきます。夢か現実か、音楽ならではのトリップ感を存分に味わってください。

 

ちなみに#5は作曲の通し番号です。削除しようかとも思ったのですが、中路英明さんから「5って音楽には縁起の良い数字だから残したほうがいいよ。ほら、マンボNo.5とか」と​おっしゃって頂いたのでそのまま残しました。

この短いモチーフ、僕が数えた限りでは32回出てきます。

"H.Y.Z."

イガバンBBの特筆すべき部分はリズムセクション​にあります。この曲の様にテンポがBPM100付近のFunkは心地よく聞かせるのは実はとても難しいのです。

Self  Liner Notes

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